たなか歯科医院ブログ
気になる歯磨きの疑問を一挙解決!PART1
2025-02-03
朝の歯みがき、朝食前にしていますか?それとも朝食後ですか?
歯ブラシは「かため」ですか?「やわらかめ」ですか?
歯みがきをするなら、効果的な方法で行いたいですよね。
歯みがきの様々な疑問にお答えします。
歯ブラシは「かため」ですか?「やわらかめ」ですか?
歯みがきをするなら、効果的な方法で行いたいですよね。
歯みがきの様々な疑問にお答えします。
疑問1 歯磨きは朝食前と朝食後、どっちがいい?
A.
虫歯予防のためには朝食後に磨くのが基本です。
とはいえ、お口の機能が低下しているような方では、食事中のムセを防ぐために、食事の準備運動として食前に取り入れるのも良いでしょう。
解説
昔は、歯磨きには「口を清める」という意味があったようです。また。一日のうちでもっともお口の中が汚れている(細菌が多くいる)のは、起床直後です。そのため、起きてすぐに磨くのが一般的でした。
昭和40年ころからは、朝食後が推奨されるようになっていきました。お口の中のpHが食後に下がることが分かってきたからです。pHが下がることは、むし歯になりやすい環境であることを意味します。そこで下がったpHを上げるために「食べたら歯を磨く」が基本になりました。
現在は、フッ素配合歯みがき剤の効果を維持する面でも、食後が望ましいとされています。
朝食前の歯みがきにもメリットがあります。お口の機能が低下しているような方では、食事の準備運動として歯磨きを行うのがいいでしょう。また、起床後のお口の中のネバつきが気になる、ご飯と一緒に細菌を食べるなんて、と思う方は朝食前も後も磨くといいでしょう。
虫歯予防のためには朝食後に磨くのが基本です。
とはいえ、お口の機能が低下しているような方では、食事中のムセを防ぐために、食事の準備運動として食前に取り入れるのも良いでしょう。
解説
昔は、歯磨きには「口を清める」という意味があったようです。また。一日のうちでもっともお口の中が汚れている(細菌が多くいる)のは、起床直後です。そのため、起きてすぐに磨くのが一般的でした。
昭和40年ころからは、朝食後が推奨されるようになっていきました。お口の中のpHが食後に下がることが分かってきたからです。pHが下がることは、むし歯になりやすい環境であることを意味します。そこで下がったpHを上げるために「食べたら歯を磨く」が基本になりました。
現在は、フッ素配合歯みがき剤の効果を維持する面でも、食後が望ましいとされています。
朝食前の歯みがきにもメリットがあります。お口の機能が低下しているような方では、食事の準備運動として歯磨きを行うのがいいでしょう。また、起床後のお口の中のネバつきが気になる、ご飯と一緒に細菌を食べるなんて、と思う方は朝食前も後も磨くといいでしょう。
疑問2 歯磨き剤は使ったほうがいい?
A.
フッ素が配合された歯磨き剤をつきましょう。
使用しないと、むし歯予防効果が得られません。
解説
フッ素配合歯みがき剤は、年齢により推奨フッ素濃度や使用量が変わりますので適切に使用しましょう。
フッ素が配合された歯磨き剤をつきましょう。
使用しないと、むし歯予防効果が得られません。
解説
フッ素配合歯みがき剤は、年齢により推奨フッ素濃度や使用量が変わりますので適切に使用しましょう。
疑問3 歯磨き剤を使う時、歯ブラシに水をつけた方がいいの?
A.
歯ブラシを水で濡らしたあと、歯ブラシを軽くふり水を切ってから、歯磨き剤をつけましょう。
解説
適度な水分がないと、歯磨き剤が口の中に広がりません。ですが、水分が多すぎるのも良くありません。歯みがき剤に含まれるフッ素の濃度が水分で薄まってしまうからです。
乾いた歯ブラシに歯磨き剤をつけると、歯ブラシの毛束の根元に残りやすくなります。
解説
適度な水分がないと、歯磨き剤が口の中に広がりません。ですが、水分が多すぎるのも良くありません。歯みがき剤に含まれるフッ素の濃度が水分で薄まってしまうからです。
乾いた歯ブラシに歯磨き剤をつけると、歯ブラシの毛束の根元に残りやすくなります。
疑問4 歯磨きは朝と夜、どっちが大事?
A.
夜の方が大事ですので、寝る前にはフッ素配合歯みがき剤を使用して口の中をきれいにしましょう。なお、むし歯予防するためには、フッ素配合歯みがき剤を使用して毎日2回以上歯を磨くことが基本です。
解説
唾液には細菌が増えるのを防ぐ役割があるのですが、就寝中は唾液がほとんどでなくなります。ですので、むし歯および歯周病予防のために、就寝前の歯みがきで、できる限りお口の中の細菌を少なくしておきましょう。
唾液がでないということは、歯磨き時に使用したフッ素が長くとどまりやすくなります。フッ素による虫歯予防という点でもやはり、寝る前の歯みがきが大事です。
夜の方が大事ですので、寝る前にはフッ素配合歯みがき剤を使用して口の中をきれいにしましょう。なお、むし歯予防するためには、フッ素配合歯みがき剤を使用して毎日2回以上歯を磨くことが基本です。
解説
唾液には細菌が増えるのを防ぐ役割があるのですが、就寝中は唾液がほとんどでなくなります。ですので、むし歯および歯周病予防のために、就寝前の歯みがきで、できる限りお口の中の細菌を少なくしておきましょう。
唾液がでないということは、歯磨き時に使用したフッ素が長くとどまりやすくなります。フッ素による虫歯予防という点でもやはり、寝る前の歯みがきが大事です。
疑問5 歯磨きの時間は、長いほどいい?
A.
歯周病の予防という点では、時間をかけて丁寧に歯と歯ぐきの間のプラークを除去できることが大切です。ただし、歯磨き時間が長いからといってプラークが落ちているわけではありません。また、虫歯予防という点では唾液によってフッ素が薄まっていない2分間の間に歯磨き剤を全体に届けることが胎児です。
解説
歯周病予防には歯と歯ぐきの間のプラーク除去が重要ですので、丁寧に時間をかけて磨くことが大切です。一方で、歯周病によって歯ぐきが下がると歯の根の面がみえるようになります。歯の根の面は虫歯になりやすい部位です。フッ素配合歯みがき剤は唾液で徐々に薄まってしまうため、虫歯予防としては、薄まっていない2分間で磨くのが重要と」されています。
長時間磨く方で注意したいのがいわゆる「ながら磨き」。スマホやテレビを見ながら歯磨きをする方もいます。ただ、歯と歯ぐきの間などプラークが溜まりやすい所に、歯ブラシが当たっていなかったり、同じところばかり磨いたり、する場合があります。そのような方は磨く順番を決めるなど、意識して磨くといいでしょう。
歯周病の予防という点では、時間をかけて丁寧に歯と歯ぐきの間のプラークを除去できることが大切です。ただし、歯磨き時間が長いからといってプラークが落ちているわけではありません。また、虫歯予防という点では唾液によってフッ素が薄まっていない2分間の間に歯磨き剤を全体に届けることが胎児です。
解説
歯周病予防には歯と歯ぐきの間のプラーク除去が重要ですので、丁寧に時間をかけて磨くことが大切です。一方で、歯周病によって歯ぐきが下がると歯の根の面がみえるようになります。歯の根の面は虫歯になりやすい部位です。フッ素配合歯みがき剤は唾液で徐々に薄まってしまうため、虫歯予防としては、薄まっていない2分間で磨くのが重要と」されています。
長時間磨く方で注意したいのがいわゆる「ながら磨き」。スマホやテレビを見ながら歯磨きをする方もいます。ただ、歯と歯ぐきの間などプラークが溜まりやすい所に、歯ブラシが当たっていなかったり、同じところばかり磨いたり、する場合があります。そのような方は磨く順番を決めるなど、意識して磨くといいでしょう。
疑問6 歯ブラシの毛は「やわらかめ」と「かため」、どっちがいい?
A.
歯ブラシの毛の硬さには、好みもあると思いますが、基本的に「ふつう」と表示されている歯ブラシがお勧めです。
解説
「やわらかめ」は「ふつう」に比べて清掃効率がやや低下します。「やわらかめ」を使用する方は、磨き残しを少なくするために時間をかけて丁寧に磨きましょう。
「かため」は「ふつう」にくらべて歯ぐきを傷つけやすいため、「かため」を使用する方はブラシを大きく動かしてゴシゴシ磨くのは避けましょう。
歯医者さんでの歯磨き指導やお口に問題が起きていないか、定期的に診てもらう事が大事です。とくに「やわらかめ」を使う方は磨き残しによるトラブルを、「かため」を使う方は歯ぐきに傷がないかなど診てもらいましょう。
歯ブラシの毛の硬さには、好みもあると思いますが、基本的に「ふつう」と表示されている歯ブラシがお勧めです。
解説
「やわらかめ」は「ふつう」に比べて清掃効率がやや低下します。「やわらかめ」を使用する方は、磨き残しを少なくするために時間をかけて丁寧に磨きましょう。
「かため」は「ふつう」にくらべて歯ぐきを傷つけやすいため、「かため」を使用する方はブラシを大きく動かしてゴシゴシ磨くのは避けましょう。
歯医者さんでの歯磨き指導やお口に問題が起きていないか、定期的に診てもらう事が大事です。とくに「やわらかめ」を使う方は磨き残しによるトラブルを、「かため」を使う方は歯ぐきに傷がないかなど診てもらいましょう。
疑問7 歯ブラシのヘッドは、大型と小型どっちがいい?
A.
大型のヘッドは、効率よく磨けるため歯磨き時間が短い方におすすめです。
一方、小型のヘッドは、ブラシを届けやすく動かしやすいのですが、全体を磨くのに時間がかかるため、時間をかけて磨く方におすすめです。
大型のヘッドは、効率よく磨けるため歯磨き時間が短い方におすすめです。
一方、小型のヘッドは、ブラシを届けやすく動かしやすいのですが、全体を磨くのに時間がかかるため、時間をかけて磨く方におすすめです。
疑問8 手用歯ブラシと電動歯ブラシ、どっちいい?
A.
むし歯や歯周病の予防には、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間などに溜まるプラーク(細菌の塊)を除去することが大切です。細かい部分に毛先を入れて動かすなど適切に使用すれば、どちらでもいいでしょう。
解説
電動歯ブラシを使うと、歯の表面のツルツル感やスッキリ冠を短時間で実感しやすいことでしょう。電動歯ブラシは、平らな面では手用歯ブラシとは比べ物にならないほど、あっという間にきれいにしてくれます。平らな面の清掃効率が極めて高いのです。ですが、電動歯ブラシを使っていることだけに満足し、歯と歯の間や歯ぐきの際についたプラークをしっかり落とせていない患者さんも、当院では少なくありません。
いずれを使うにしても、歯医者さんで指導を受けて適切に磨くことが重要です。「磨けている感じがする」と「実際に磨けている」は全く違いますので、しっかり磨けているのかを定期的に診てもらいましょう
むし歯や歯周病の予防には、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間などに溜まるプラーク(細菌の塊)を除去することが大切です。細かい部分に毛先を入れて動かすなど適切に使用すれば、どちらでもいいでしょう。
解説
電動歯ブラシを使うと、歯の表面のツルツル感やスッキリ冠を短時間で実感しやすいことでしょう。電動歯ブラシは、平らな面では手用歯ブラシとは比べ物にならないほど、あっという間にきれいにしてくれます。平らな面の清掃効率が極めて高いのです。ですが、電動歯ブラシを使っていることだけに満足し、歯と歯の間や歯ぐきの際についたプラークをしっかり落とせていない患者さんも、当院では少なくありません。
いずれを使うにしても、歯医者さんで指導を受けて適切に磨くことが重要です。「磨けている感じがする」と「実際に磨けている」は全く違いますので、しっかり磨けているのかを定期的に診てもらいましょう
疑問9 歯ブラシはいつ替えるのがいいの?
A.
歯ブラシの種類や使い方によって交換時期は異なりますが、1日2回使用する場合では、1ヵ月(60回)が目安です。
解説
1ヵ月が目安ですが、毛の変形にはさまざまな要因が影響しているため、短い期間でも毛先が広がっている場合や明らかに毛が新品のもと違う形になった場合は、その時点で交換しましょう。
広がってしまった歯ブラシは、清掃効率が低下してしまいます。また、歯ぐきへのダメージを与える可能性もあります。
1ヵ月使用しても、広がっていないように見える歯ブラシもあります。とくにテーパード毛は根元の形が変化しにくく、そのように見えますが、先端部が変形しています。清掃性は明らかに落ちていますので、交換するようにしましょう。
歯ブラシの種類や使い方によって交換時期は異なりますが、1日2回使用する場合では、1ヵ月(60回)が目安です。
解説
1ヵ月が目安ですが、毛の変形にはさまざまな要因が影響しているため、短い期間でも毛先が広がっている場合や明らかに毛が新品のもと違う形になった場合は、その時点で交換しましょう。
広がってしまった歯ブラシは、清掃効率が低下してしまいます。また、歯ぐきへのダメージを与える可能性もあります。
1ヵ月使用しても、広がっていないように見える歯ブラシもあります。とくにテーパード毛は根元の形が変化しにくく、そのように見えますが、先端部が変形しています。清掃性は明らかに落ちていますので、交換するようにしましょう。
疑問10 フロスや歯間ブラシを使うのは歯磨きの前?後?
A.
できるだけプラークを除去したあとに歯磨き剤の成分であるフッ素を歯に届けたいため、フロスや歯間ブラシは歯磨きの前に使用しましょう。
解説
フロスを使用した研究でも、フロスを先に使ってから歯磨きした方がプラークの除去効果が高く、フッ素も多く残ったという結果が示されています。
プラークは就寝中に増えやすいので、フロスや歯間ブラシを一日一回使用するならば、寝る前の歯みがきに用いて、徹底的にプラークを落としておくのがいいでしょう。
A.
できるだけプラークを除去したあとに歯磨き剤の成分であるフッ素を歯に届けたいため、フロスや歯間ブラシは歯磨きの前に使用しましょう。
解説
フロスを使用した研究でも、フロスを先に使ってから歯磨きした方がプラークの除去効果が高く、フッ素も多く残ったという結果が示されています。
プラークは就寝中に増えやすいので、フロスや歯間ブラシを一日一回使用するならば、寝る前の歯みがきに用いて、徹底的にプラークを落としておくのがいいでしょう。