本文へ移動
一生のお付き合いが出来る歯科医院を目指して
現在、新型コロナウイルス感染対策中のため、
おもちゃは撤去しております。
親切、丁寧な診療を心がけています。
ホワイトニングやマウスピース矯正、インプラントなど
様々な治療を受けることができます。
平日19時まで診療

たなか歯科医院ブログ

口移しについて
2023-10-17
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しません
みなさんはこのようなことを知っていますか?
ではどのようにして虫歯菌は赤ちゃんの口の中に発生するのでしょうか。

実は虫歯もインフルエンザや新型コロナと同じように感染症の一種です。
なので虫歯菌も赤ちゃんへの感染によって生じてきます。さらに言うと、虫歯菌は唾液を介して感染しますが、赤ちゃんへの感染の大部分は両親の唾液からによるものです。
なのでお子さんがいる方は歯医者さんや小児科、保健師さんから次のようなことを注意されたことがあるのではないでしょうか。
・食べ物の口移し
・コップや食器の共有
・口と口とのキス
・熱いものをフーフーしてから食べさせる

「じゃあ子どもとはずっと食器、コップをわけて使わないといけないのですか?」
ここまで読むとそう思ってしまう方も少なくないかもしれません。

実はそうではなくだいたい3歳半くらいまで頑張っていただきたいなと思っています。というのも、1歳半から3歳までの乳歯が生え揃うまでの期間は『感染の窓』と言われ、虫歯菌が集中感染するのです。またこの時までに子どものお口の中の環境がほぼ決まってしまいます。つまりこの時に虫歯になりやすいか、なりにくいかが大きく決まってしまうのです。
子どもに虫歯をつくらせないためには、上記のような虫歯菌の感染を予防することも重要ですが、他にも大切なことがあります。それは虫歯菌が感染しても口の中で増殖させないためのお口の中の環境づくりです。歯が生えた子どもの口の中を清潔に保つことで虫歯菌がすみつきにくいようにするのがやはり大切です。風邪などのウイルスでも、ウイルスのない環境づくりを行うよりもうがい・手洗いをして予防しようとしますよね。
虫歯に関しても同じで、虫歯菌の侵入をゼロにするよりもしっかりと歯を磨き、正しい食生活をおくり予防することも大切なのです。
最後になりますが、お子さんがいらっしゃる方は、虫歯がある人の唾液が赤ちゃんの口の中に入らないようにすること、虫歯リスクの高い食べ物を避けること、また歯が生えてきたら歯磨きを怠らないこと、だらだら食べをしない、間食の回数を多くしすぎないなどして子どもの虫歯予防をおこなっていってください。もし何か質問などがございましたらスタッフまで気軽にお尋ねください。当医院スタッフ一同お子様のお口の健康を守るためにできる限りご協力させていただきます。
TOPへ戻る