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たなか歯科医院ブログ

智歯抜歯について
2023-05-08
当院では開院以来、院長が多くの親知らずを、抜歯させていただきました。
近年では、諫早駅近くのJCHO諫早総合病院に口腔外科が設立され、長崎大学より口腔外科医、歯科麻酔医が派遣され、常駐しておりますので、そちらに紹介させて頂くことが増えています。
本日は、親知らずの抜歯についてお話させていただきます。
親知らずとは、前歯の真ん中から数えて8番目の歯のことを言い、智歯とも言います。
(以後智歯と書かせていただきます。)
智歯は通常、20歳前後で生えてきます。
一般的には、口の中にスペースがなく、智歯が生えてきた場合、抜歯が必要になることがあります。
智歯抜歯の特徴を以下に書かせていただきます。

  1. 麻酔は通常、局所麻酔を使います。ただし歯根が顎の骨に強く引っかかっている場合、歯根と顎の骨が強くくっついて(癒着して)いる場合、全身麻酔が必要になる場合があります。当院では全身麻酔は行っていないため、そのような場合は、口腔外科へ紹介となります。
  2. 通常は30分から1時間程度の時間が必要になります。実際に抜歯してみないとわからない面もあるため、予想抜歯時間の誤差についてはご容赦ください。
  3. 抜歯後は、腫れや痛みがあります。当日または翌日までが最も強く症状が出て、その後1週間程度をかけて症状が緩解していきます。傷口の状態によっては2~3日程度で緩解することもあります。

智歯抜歯は、リスクを伴います。
  1. 抜歯時に出血が起こります。個人差や服用している薬によっては、止血に時間がかかることがあります。一旦は止血しても、再度出血し、出血が止まりにくいことがあります。ご心配な場合は診療時間内に当院へご連絡ください。またこのような場合も考え、最終受付時間での抜歯はお控えください。診療時間はくれぐれも当院公式HPでご確認ください。(他サイトでは診療時間が間違っていることがあります。)
  2. 手術部位が感染することがあります。傷口の状態によっては抗生物質が処方されます。抗生物質が処方された場合、指示された通りに全量服用してください。
  3. 智歯抜歯時に、口の中の神経にダメージが与えられることがあります。まれにしびれや痛みが続くことがあります。しびれや強い痛みが予想される場合も口腔外科へ紹介となります。

智歯の歯科矯正治療への影響も考えなければいけません。

口の中にスペースが足りない場合、智歯が他の歯を押し上げたり、傾けたりすることがあります。歯科矯正治療に悪影響をもたらす可能性が高い場合、例えまだ、生えてきていなくても歯科医から抜歯を勧められることがあります。生えていない歯の抜歯は、埋伏抜歯と言って、よりリスクの高い抜歯となります。
自分の体のことですので担当歯科医師によく相談し、リスクやメリットについて理解する必要があります。

セカンドオピニオンを求めることも重要です。

場合によっては他歯科医院を受診され、セカンドオピニオンを求めることも必要かと思います。当院ではセカンドオピニオンを他院へ求められることも、当院でセカンドオピニオンを求められることも、何も問題ありません。ご自身で納得される治療を受けられることを重要視しておりますので、ご安心ください。

智歯が無い方もいらっしゃいます。

もともと、智歯が無い方もいらっしゃいます。そのような方は抜歯の必要がありませんが、右のみ、左のみ、上のみ、下のみと一部にのみ智歯が有る方もいらっしゃいますので、ご心配の方は、レントゲンで調べてもらってみてください。
また智歯ではなく、他の歯がもともと無い方(先天欠如)もいらっしゃいます。歯がすべてあっても混み合って歯並びが悪い方、先天欠如でも、きれいな歯並びの方はいらっしゃいます。顎の大きさと歯の大きさのバランス、唇や舌の動きや顎の動きによって歯並びは変わってきますので、歯並びについてのご相談も受け付けていますので、ご連絡ください。

現在、矯正治療は順番待ちとさせていただいております。

近年マウスピース矯正の浸透で矯正治療を受けられる方が当院でも急増しています。当院では矯正も治療の質を落とさないために、矯正患者様数に制限を設けております。現在矯正中の患者様が終了になった場合、新たに矯正を始められる患者様を受け付けております。
もし、歯並びでお困りの方、ご心配の方は、智歯の抜歯や、虫歯の治療、銀歯や過去の治療のやり替えなど、矯正前にしてしておかなければいけない治療もありますので、早めに受診されることをオススメします。

矯正治療には適切な介入時期があります。

お子様の場合、成長の過程で矯正治療への介入が適切な時期がありますので、現状、ご心配ごとがない場合も、ご両親が矯正治療の経験があったり、矯正したかったという後悔がある場合、お子様にもその傾向が多々あります。
定期的な検診を受けていただくことにより虫歯の予防のみではなく、歯並びへの助言などを受けていただけますので、ご一考ください。

話が少々それましたが、本日は以上とさせていただきます。
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