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たなか歯科医院ブログ

口内炎の種類と原因
2022-11-28
今回は、口内炎についてお話しさせて頂きます。

そもそも、口内炎とは口腔内や周辺の粘膜に起こる炎症の総称で最も多いのがアフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)と呼ばれるものになります。
アフタ性口内炎にかかると2~10mm程度の円形の白い潰瘍が頬、唇の裏側、舌、歯茎などにできます。長くて2週間程度で自然に治り、跡も残りません。
アフタ性口内炎の原因は、免疫力の低下やストレス、栄養・睡眠不足、さらには入れ歯があっていない、口腔内の粘膜を噛んでしまうことによる物理的刺激などがあります。
さらに、このアフタ性口内炎の他に、カタル性口内炎、ウイルス性口内炎、アレルギー性口内炎、ニコチン性口内炎がありますので紹介していきます。

・カタル性口内炎
カタル性口内炎とは入れ歯や矯正の器具が当たる、熱い飲み物を口に含んだ時の刺激などが原因で起こる口内炎です。症状は口腔内の粘膜に水泡ができ、その後潰瘍になります。痛みを生じ、味覚が分かりにくくなる場合もあります。

・ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎は、唾液による接触感染や飛沫感染によって起こるヘルペス性口内炎や口腔内に常在する菌が免疫力低下した時に増殖する事により起こるカンジダ性口内炎など様々な種類があります。ウイルス性の口内炎で多く見られる症状は主に口腔内の粘膜に水泡ができた後にびらんを生じ、発熱や強い痛みがでることもあります。

・アレルギー性口内炎
アレルギー性口内炎は薬や特定の食べ物、銀歯や入れ歯の金属部分にアレルギー反応を起こす事によりできる口内炎です。症状は、アフタ性口内炎のように頬の内側や唇、舌に白い潰瘍ができ痛みもあります。金属が原因の場合は歯科医院で銀歯や入れ歯を金属が使われていないものに変える事や食べ物や薬が原因の場合はそれらを摂取しないようにする必要があります。

・ニコチン性口内炎
ニコチン性口内炎はタバコの煙で口腔内が熱せられる事により刺激を受けたり、その熱で口腔内が乾燥する事により唾液の量が減り、細菌が発生しやすくなるために起こる口内炎です。症状は、口の中の粘膜や舌に白い斑点ができます。強い痛みは生じませんが少し刺激を感じる事もあります。予防するためには禁煙をするか徐々にでも本数を減らす必要があります。


口内炎の予防と対策
一般的な口内炎の予防と対策についてお話ししていきます。
まず、口内炎の予防と対策については以下の5つの点に気を付けて下さい。

①歯磨きは粘膜を傷つけないように丁寧に磨き、お口の中を清潔に保つこと
②ビタミンB2が不足すると口内炎が起こりやすくなるので積極的に摂取すること
③口内炎を刺激する香辛料や熱い飲み物はひかえるようにすること
④喫煙習慣のある方はタバコを控えること
⑤栄養バランスの偏りや疲れ、ストレス、体力低下など体に不調があるときは食生活の改善や睡眠を十分にとったりして体調を整えること

歯科医院での治療としては①レーザーによる焼灼②口腔用軟膏の処方ができます。低出力のレーザーでの治療で、その場合痛みがすぐに和らぎ、再発を予防することができます。
歯ブラシに関しては、強く当て過ぎてしまうと口腔内の粘膜や歯茎を傷つけてしまう原因になるので歯ブラシの毛先が曲がらない程度に優しく磨いて下さい。また、ビタミンB2は豚のレバーやほうれん草、乳製品などの食材に多く含まれているのでこれらをしっかり摂取するようにして下さい。さらに、風邪を引いた時や疲れやストレスが溜まっている時、月経前などは免疫力が低下していて口内炎ができやすい時なので無理をせずしっかり体を休めるようにしてみて下さい。タバコも普段から吸っている方は、禁煙するか本数を減らす事をお勧めします。

口内炎は誰もが経験のあるものだと思うので是非今回の記事を参考にして予防、対策してみてください。それ以外の事に関しても何か気になる事や相談したい事があればお気軽にご相談下さい。
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