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たなか歯科医院ブログ

虫歯のレベル分類について
2022-02-17
こんにちは!諫早市小野町の歯医者「たなか歯科医院」です。
皆さんは虫歯になったことがありますか?
「どんな状態が虫歯なの?」「どんな治療が必要になるの?」
そのような疑問を持つ方のために今日は虫歯について詳しく話していきます!
 
 
【虫歯とは…】
歯の表面や歯と歯の間、歯と歯茎の間などに付着していくプラーク(歯の汚れ)。このプラークの中には多くの菌が存在しています。その中の虫歯菌であるミュータンス連鎖球菌が酸を出し、歯を溶かすことで歯が欠けてしまう状態のことを虫歯と言います。
 
【どのような人が虫歯になりやすいのか】
〇歯磨きをしない人
当然、歯磨きをしなければお口の中に汚れが溜まります。汚れの中にある虫歯菌が増殖し、歯が溶かされやすい環境を作ってしまいます。食べ物を食べたら歯磨きをする習慣を身につけましょう。その際、歯と歯の間にフロスを通してあげるとなお良いです。
 
〇甘いものをよく食べる人
虫歯菌は糖分を餌にして酸を出します。頻繁にお菓子を食べ、口の中に長い間糖分がある状態の方は注意が必要です。
 
〇歯医者に定期検診に行っていない人
自分では気づいていない虫歯のリスクによって、ひそかに進行している虫歯があるかもしれません。定期的に歯医者で見てもらい、早い段階から予防や治療を行っていきましょう。
 
 
 
虫歯は進行してしまうと自然に治ることはないので治療が必要になってきます。どのような治療が必要になってくるのかは虫歯の程度によって内容が変わってくるため、虫歯のレベルとその治療法について確認していきましょう。
 
【虫歯のレベルチェック!】
虫歯にもレベルがあり、C0~C4に分類されています。Cというのは歯科の分野で虫歯を意味するCaries(カリエス)の頭文字から来ており、このCの症状が軽度な順に0~4段階で表されています。歯医者で検診を受ける際に聞く機会があるかもしれません。
 
C0→表面のエナメル質が溶け始めている状態です。歯に穴は開いていませんが、白く濁った色をしています。痛みがないため気づかない方も多いですが、放っておくとここから虫歯が広がってきます!虫歯の初期状態ですので、この段階で進行を止めておきたいですね。
 
<対処法>
丁寧な歯磨きやフッ素の塗布などで虫歯が進行しないよう管理していきましょう!
 
 
C1→C0の状態からさらに進み、エナメル質の表面が溶けている状態です。茶色っぽく黒ずんでおり、表面がざらついたり欠けたりしています。痛みが出ることはありませんが、冷たいものがしみる場合があります!
 
<治療法>
虫歯の部分を削り、レジン(歯科用の樹脂)を詰めて治療を行います。
表面のみの治療になるため、削るときに痛みが出ることは少ないでしょう。
削るまでもない小さな虫歯に対しては、フッ素やシーラントを用いて、虫歯の進行を止める治療を行う場合もあります。
 
 
C2→エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進んでしまった状態です。冷たいものがしみたり、痛みが出たりといった症状が起こります。
 
<治療法>
虫歯の部分を削り、レジン(歯科用の樹脂)を詰めて治療を行います。
神経に近いところに触るため、治療中沁みることがあります。痛みが出ないよう事前に麻酔をして治療に移ります。
大臼歯など噛む力が強くかかる部分には、金属の詰め物を作って詰める場合があります。
 
 
C3→神経まで虫歯が到達してしまった状態です。冷たいものに限らず熱いものも沁みるようになり、何もしなくてもズキズキと痛みが出るようになります。
 
<治療法>
ここまでくると歯の神経の部分を取ってしまうしかありません。歯の中の神経を取り、神経が入っていた歯の根っこ中を消毒する必要があります。一回では治療が終わらないので何度か消毒を行っていきます。たまにこの消毒の段階で来なくなってしまう方がいらっしゃるのですが、根っこの状態が悪くなり、歯を残せない状態になってしまうことも…。
 
C4→歯の頭の部分が溶けてしまい、歯の根っこまで虫歯が進行した状態です。神経まで完全に死んでしまい、痛みが出ることはありませんが予後は不良です。そのままにしておくと歯の周りの骨が溶けてきたり、歯の根っこの先に膿が溜まってきて再び痛みが出たり、といった症状を引き起こします。
 
<治療法>
多くの場合は歯を抜いてしまう治療を行います。歯を抜いてできた隙間を埋めるために、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで、歯の機能回復を図ります。
 
 
ここまでが虫歯のレベル分類と、それに対する大まかな治療法です。
初期の段階であればあるほど歯や歯の周りの組織へのダメージは少ないですし、治療の際に感じる負担も減ります。虫歯はなるべく早い段階で見つけて治療を行った方がいいですね。自分の歯の状態が気になった際は、歯医者に行ってお口の中をチェックしてもらいましょう!
 
 
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
なるべく初期の段階で虫歯に対し予防・治療することが、お口を健康に保つ一番の方法です。
「最近、歯の溝のあたりが黒くなってきたな~」「物を噛むとき、少し歯がしみてきたな」と感じて心配な方、定期的に歯のチェックをしてもらいたい方、ぜひ一度たなか歯科にお越しください。お口を健康に保ち、楽しい毎日を送りましょう!
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