歯科用CT・インプラント
はじめに
諫早で初、長崎でもまだ数台しかなかった2007年より歯科用CT撮影機の導入をおこない診療をさせていただいております。
CTとは、人間の身体の状態を調べるためのレントゲン装置の一種で『Computerized Tomography 』の略です。
多方向からのレントゲンデータをコンピュータで合成して立体的に見るという技術です。
最新のデジタル技術をフルに使って、従来のレントゲン装置では分からないような身体の状態を詳しく分析できる大型の診断用装置なのです。
簡単に言うと、従来のレントゲン装置が一方向からの影絵のようなものなのに対して、CTを使うと、人間の身体を立体的に捉えることができて、どの方向からでも自由に断面の状態を詳しく見ることができます。
従来の影絵のような2次元のレントゲンでは重なってしまって見えない部分も、見分けることができ、骨などの厚みや細かい凹凸の変化等、人間の身体の各部分をそのままの立体として捉えることができます。
この最新の装置の導入により、今までよりも一層高度な歯科治療を地域の皆様に提供することができることは、この上ない幸福です。
より安心で安全な歯科治療をご提供できるよう、たなか歯科医院は進化していきますので皆様よろしくお願いいたします。
CTとは
歯科用CT導入のメリット
当院では2006年まで、困難が予想されるインプラントなどの外科手術を行う際のみ医科の病院にてCTを撮影して頂いておりました。
インプラントというのは、簡単に言えば、顎の骨の中にチタンでできた人工歯根を植え込んで、失った歯を元のように回復させる治療です。この人工歯根は顎の骨の中に埋め込まれ維持されます。
ですから、その顎の骨や周辺の組織の状況を立体的に把握した上で、処置を行うというのは、当然、大変重要なポイントになるわけです。
一方向からの影絵のようなレントゲンだけで、骨の幅も正確な位置関係も分からないままに人工物を人体に埋め込むことは、考えてみれば危険この上ないとも言えるため、CTによる詳しい分析が必要になるのです。
ただし、医科の病院に依頼し、撮影を行って頂き、画像を医科用データから歯科用データに変換するのに、今までは少なくとも1週間ほどかかっていました。また、別途撮影料、変換料も必要になり、高額になっていました。
今回のCT装置導入により、より早く、安価でこの技術をご提供できることとなったわけです。
しかも従来の医科用CTに比べて放射線量が圧倒的に少なく撮影ができます。
医科用CTの1/8以下の被爆量で撮影が可能です。
また、撮影時間も約10秒ですので皆様にかかる負担は一層軽くなるはずです。
しかも、CTの威力が発揮されるのはインプラントのみではありません。
今まではわからなかった、歯の根の状態がわかったり、顎の中の神経の走行がわかったり、埋まっている親知らずや過剰歯の位置・方向が特定できたり、歯周病による骨の吸収状態が立体的に確認できたりと歯科治療においてCT装置から受ける恩恵は多大にあります。
当院で担当医がCT撮影必要と診断した時点で、即座に撮影、診断、皆様にご説明ができるわけです。
医科用CTとの違い
■X線照射線量(一般CTの約1/8以下)が少なく患者さんにやさしい。
■高精細な3次元画像で観察が可能
■一般CTとは異なり、患者さんは横にならずに立ったままで撮影します。
■撮影時間は約10秒で、非常に楽に撮影を受けられます。
■一回の撮影で構築される3次元画像領域から、任意の方向の高精細な3方向断面画像が得られますので、より精度の高い観察ができます。
パノラマCTとは
歯科では馴染み深いパノラマX線撮影装置に、歯科用CTの機能を組み込んだ装置をパノラマCTといいます。
CTは、寝て撮る時代から、座って撮る時代に変わり、そしてこのパノラマCTの登場で、立って撮る時代へと変わってきました。省スペース、低被曝線量、簡便性など、新世代のパノラマCTは他にはないメリットとテクノロジーが満載です
CTは、寝て撮る時代から、座って撮る時代に変わり、そしてこのパノラマCTの登場で、立って撮る時代へと変わってきました。省スペース、低被曝線量、簡便性など、新世代のパノラマCTは他にはないメリットとテクノロジーが満載です
インプラントについて
インプラントについて
【インプラントとは?】
インプラントとは、失った歯の代わりとなる人工の歯、第二の永久歯です。
インプラントとは、失った歯の代わりとなる人工の歯、第二の永久歯です。
人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に天然の歯とほとんど変わらない見た目の人工の歯を入れます。
見た目に優れているだけでなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。
【インプラントの仕組み】
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根となるチタンを埋め込みます。
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根となるチタンを埋め込みます。
それを土台として歯を造って被せていきます。インプラントはチタンで作られていますので安全な素材であり、骨としっかり結合されることが確認されています。
インプラント治療により、天然歯のような見栄えだけでなく、これまでの入れ歯ブリッジでは満足することが難しかった、食べる、話すという機能も回復することができるのです。
そして、きちんとした手入れと定期的なメインテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続するのですことができます
インプラント治療の流れ
STEP.1
【カウンセリング】
ご理解頂けるまで、インプラントについての説明をいたします。
【診査・診断・治療計画】
口腔内診査・レントゲン検査・CT検査などを行います。
【インプラント挿入前の処置】
歯周治療、虫歯治療をし、口腔内環境を整えます。(保険適応)
【カウンセリング】
ご理解頂けるまで、インプラントについての説明をいたします。
【診査・診断・治療計画】
口腔内診査・レントゲン検査・CT検査などを行います。
【インプラント挿入前の処置】
歯周治療、虫歯治療をし、口腔内環境を整えます。(保険適応)
↓
STEP.2
【1次手術】
チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
(必要に応じて2次手術を行う場合があります。)
【1次手術】
チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
(必要に応じて2次手術を行う場合があります。)
↓
STEP.3
インプラントと骨がしっかりとくっつくまで、
インプラントと骨がしっかりとくっつくまで、
下顎の場合約8週間~12週間、上顎の場合約12週間~24週間待ちます。
必要に応じてインプラントの上に仮歯を入れておきます
↓
STEP.4
【上部構造製作】
型をとり、人工の歯やブリッジを製作し、それらを取り付けます
【上部構造製作】
型をとり、人工の歯やブリッジを製作し、それらを取り付けます
↓
STEP.5
【メンテナンス】
インプラント終了後、ブラッシング指導と定期的な検診、クリーニングを行い、インプラントが長期に渡って安定するように致します。
【メンテナンス】
インプラント終了後、ブラッシング指導と定期的な検診、クリーニングを行い、インプラントが長期に渡って安定するように致します。
料金について
インプラント治療 1本(総額)¥350,000~
当院でインプラントは特別な治療ではありません。
歯が無くなった部位への治療の一つの手段にすぎません。
そのため、他の治療と同様、皆様が治療を受けやすいように常に努力を惜しみません。
体にかかる負担、時間を捻出する負担、経済的負担をなるべく軽くしてさし上げたい、そういう思いで治療にあたっております。
そのため、日々精進し治療の精度をあげておりますし、インプラント本体を大量購入することによりコストダウンも実現しました。
これはインプラント治療が多く行なわれている当院だからこそ可能なコストダウンです。
また、骨量を調べたり、神経の走行を調べるといったCT撮影を無料で行なっておりますので、見積もり作成までは無料で相談いただけます。(骨造成等はオプションとなりますので別途料金が必要です)
十分説明をお聞きいただき、治療について選択していただけます。
インプラント治療は、矯正治療や審美治療などと同様、保険外治療ですので、各医院で治療方針、料金、期間が異なります。
セカンドオピニオンなど十分検討され、最善と思われる治療を、最善と思われる医院でお受け下さい。