院長趣味の部屋
小児歯科治療について
プレゼント
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当院には、小児を専門に診る先生や若くお子様受けの良い先生がいますので、私が小児歯科治療をすることはあまりなくなりましたが、私の正直な感想「お子さんの歯科治療は、やはり本人がかわいそう」
できれば、虫歯にならずに歯医者に行くのは予防のみで済ませたい!お父さん、お母さんも同じ思いでしょう。
先天性の病気や風邪やインフルエンザ等とは違い、虫歯は周りの大人が少し気をつけることで予防できる!私はそう考えています。
私も3人の女の子を持つ親として、娘が虫歯にならないように気をつけてきました。
今のところまだ、虫歯になっていません。
虫歯によって食事がうまくできず、発育に影響するお子様もいます。
虫歯の無い健康なお口の中は、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、周りの大人からの最高のプレゼントだと私は考えます。
さあ、最高のプレゼントをあげる決心が出来ましたか?
もっとも重要なことは、始める時期と継続です。虫歯予防を始めるのはいつか?
「今でしょ!(古いか?)」
正解は、生まれた時からです。生まれた時、赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。
ぜっっっっったい口と口でチューしないでください。あなたの菌がうつるんです!!
私は一生、娘と口と口のキスをしないと決めていますが、どうしてもキスしたい方は、サランラップで自分の口をカバーしてからキスしてください。ちなみにほっぺには、私もチューチューしています
そして、仕上げ磨きをやり続けてください。いつまでやるの?
「ずっとです!!」
お子さんが大きくなり少々嫌がっても、それによってグレなければ、いつまででもやって良いと思います。いつまでなど無いのです。
継続こそ最大の予防!!!!
そして、仕上げ磨きの時に、お子様のお口の中を、石鹸で洗ったきれいな手でよく触ってください。
「あぁ、また新しい歯が生えてきたね!」「ベロの動き、色が変じゃないかな?」「お口の中にできものができてないかな?」など見てあげてください。歯ブラシで歯をきれいにしてあげることは重要ですが、することはそれだけではないのです。だから、お口の中を見るのは、触るのは、歯が生えてきてからではないのです。
特に1歳半ころから2歳半ころまでは『感染の窓』と呼ばれ、この時期に感染することが最も多いといわれています。
食事をとり分ける時には、とり箸を使い、箸をごっちゃに使わないようにしましょう。
大人の口が付いたもの、大人の使った箸、歯ブラシなどは、「大人ばい菌」がついたものと認識し、決してお子様のお口に近づけないでください!!
特に歯ブラシはその子専用にして、決して他の歯ブラシがくっつくこともないようにしてください。
小さなお子様が嫌がるのは当然です。親といえども、お口の中を触られるのは最初は誰でも嫌がるものです、私は少し過敏もあると考えています。でも、お子様のためです、続けてください。「自分でするっていうんです。」「嫌がってさせてくれないんです。」という意見をいただくことがあります。嫌がって当然なんです、それが正常な成長です。むしろまったく嫌がらない方が、何か問題があるかもしれません。嫌がって暴れたら、この子は、正常な反応が出来て良かったと安心してください。次第に慣れて嫌がらなくなります。上の前歯が一番嫌がると思いますが、仕上げ磨き、お口の中の検査、お触りを続けてください。
ぜったいに、過敏は取れて嫌がらなくなります。
夜のブラッシングは特に大事!でもお子様が寝てしまうと仕上げ磨きして、起こしたくないのも、十分わかります。食後すぐのブラッシングはあまりよくないと言われていますが、お子様が虫歯になって痛い思いをしないのが目的なので、食後すぐにブラッシングしても良いと私は考えます。
親も子供も習慣にしてしまいましょう!!