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たなか歯科医院ブログ

一歩先のオーラルケアを
2023-10-24
このBLOGをご覧の皆様の中で、
「どうしてうちの子は他の子よりも虫歯になりやすいんだろう?」
「なぜこんなに一生懸命歯磨きをしてるのに自分は虫歯ができるのだろう?」
こんなことを思ったことはありませんか?
もしかしたらそれは歯磨きが悪いだけではなく、あなたの口腔内環境=唾液のせいなのかもしれません。唾液の状態が悪いと虫歯になりやすいことはもちろん、歯周病も進行しやすかったり、また口臭の原因になったりもします。
一度自分や家族の唾液の検査をしてみませんか?
シルハ(SillHa)というお口の環境を簡単にチェックできる装置があります。お水で口をすすぐだけで、数分後には口腔内環境についての6項目の検査結果が算出されます。現在では全国の2000以上の医療機関においてシルハによる唾液検査が行われており、虫歯・歯周病や口臭の予防に役立っています。
次にシルハでわかる6つの項目について説明していきます。
①虫歯菌
虫歯菌の項目では、口腔内の虫歯原因菌の活性度を測定できます。活性度が高いほど虫歯菌が活発に活動しているということであり、すなわち虫歯になりやすいといえます。虫歯がある方でも、菌が活発に活動してなければ数値は低くなります。

②酸性度
酸性度では、自身の口腔内は歯が溶けやすいのかどうかを知ることができます。口の中では食事などによって酸性となり一時的に歯が溶けだし、しばらくして元に戻るということが繰り返し行われていますが、酸性度が高いと、溶けた状態が長くなり十分に元に戻らなくなってしまいます。

③緩衝能
食事などの影響で酸性になった口腔内を元に戻すのが緩衝能といわれるもので、唾液の中性に戻そうとする作用のことを言います。酸で溶けだした歯もこの時に戻るのですが、緩衝能が低いと中性に戻りきれずに歯が少し溶けた状態となります。

④白血球
菌の繁殖などによって歯茎などがダメージを受けると、そこに炎症が生じます。炎症が生じた場合白血球も増えるため、白血球の数値が高いときには口腔内で炎症が起きている可能性が高いです。

⑤たんぱく質
歯周病などで歯茎などから出血すると、血液中のたんぱく質が口腔内に放出されます。またその他にも、増殖した菌がたんぱく質をつくりだすこともあるため、口腔内のたんぱく質の量を測定することで、現在口腔内で秘かにトラブルが起きてないかをチェックすることができます。

⑥アンモニア
一般的に口腔内のアンモニア量と細菌の数は比例する傾向にあります。そのためアンモニアの数値が口腔内の清潔さを表す指標となります。またアンモニアは口臭の原因にもなるため、数値が高いほど口臭も強くなってしまいます。
実際に検査をすると10分もたたないうちにこのような表であらわされます。口腔内環境がわかりやすく数値化されているため自分でも把握しやすく、また歯科医師や歯科衛生士から改善法などの指導もより明確に受けることができます。もし一度検査を受けたことがある方や検査をしてみて結果がよくなかった方でも、自分は虫歯になりやすいんだ、歯周病が進みやすいんだと諦める必要はありません。全身の状態と同じように口腔内の環境も日々変化をしますので自分に合った口腔ケアを行うことで虫歯になりにくい、歯周病が進みにくい状態にしていくことは十分可能です。
近年歯科では『予防』に力を入れており、とある歯科医院では「今や歯ブラシや歯磨き粉は患者一人一人の状態に合わせて処方箋のように処方する時代だ。」と言われてるところもあります。
今使われてる歯磨き粉・歯ブラシは本当にあなたのお口の状態にあったものですか?一度唾液の状態を検査し、自分に合った歯ブラシ・歯磨き粉で歯磨きしませんか?
またどんなに頑張って歯を磨いても虫歯になったり、歯茎から血が出たり腫れたりしやすい方やそんな人が身近にいる方はいませんか?少しでもお口の中をいい状態にするために自分に合った口腔ケアを始めませんか?
この文章を読まれた方で興味を持たれた方やご質問等がある方はお気軽にスタッフまでお申し付けください。当医院スタッフ一同みなさまのお口の健康のために微弱ではありますがお手伝いできれば幸いです。
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